推し活修行 ~田中圭さんを深く静かに推す~

映画・演劇・本(乱読)が好き。田中圭ファン。圭モバプラチナ会員。

死神さん2

深夜の配信開始と同時に「死神さん2」を観た。第1話。期待以上の面白さだ。これがFuluの配信のみというのがやはりもったいないように思うが、配信だから出来ていることもあると思うので仕方がない。確かに冒頭のシーンは凄まじいし、凝った映像も素晴らしい。儀藤さんの妙な笑いも地上波の圭さんではなかなか見られないと思う。やりたいことを気兼ねなくやっている監督と、一緒になってそれを楽しんでいる俳優陣のノリの良さがこちらにも伝わってくる。

前にも書いたが、圭さんの舞台は今まで再演が一度もない(他の役者さんで経験したが、再演は結構ある)。もう一度観たい作品は山のようにあるが、円盤も無く、記憶の中で生きている作品がほとんどだ。

ドラマも続編を望むものはたくさんあるが(「K-2」「ナイトドクター」等)今まで実現していない。全く同じ設定での続編は死神さんが初めてだ。

第1話は、相棒が吉田鋼太郎さんということもあって丁々発止のやりとりが繰り広げられ、最高に面白かった。さすがは鋼太郎さん、まるでレギュラー並みの馴染み方、硬軟とりまぜ自由自在。受けの芝居ならおまかせ!の圭さんも鋼太郎さんが相手だとより一層綺麗に打ち返す。二人がアイスを食べるシーンなど、そこはかとなく滲み出る可笑しさ。ユーモラスなシーンとシリアスなシーンのバランスが絶妙で、演出的にはファーストシーズンより一層締まった感じ。儀藤を演じる圭さんに余裕が感じられ、食べ物で言うところの「旨味」や「コク」が生まれてきていると思う。それでいて丸くならず鋭さは相変わらずだ。(既に圭さんの胸の内ではシーズン3への意欲が満々のようだ)

新しい代表作が次々上書きされていくのを観られるのは、ファンにとって最高の幸せである。