推し活修行 ~田中圭さんを深く静かに推す~

映画・演劇・本(乱読)が好き。田中圭ファン。圭モバプラチナ会員。

東京の休日

過去に何度も観劇がらみの旅をしてきたが、私は旅先での行動が全て推し関連になるのはもったいないと思うタイプである。めったに来れない東京は、地方に住む人間にとって訪ねてみたい場所が山ほどあり、にも関わらず使える時間は限られている。

劇場を出た私たちは、三軒茶屋を散策する余裕もなく、早速蔵前に向かった。ホテルは翌日の亀戸散策を考え錦糸町に取ってあり、夕食も水天宮界隈で行ってみたいお店があった。今回は三軒茶屋より亀戸を選択したことになる。ホテルからさほど遠くない範囲で気の利いた雑貨店やカフェを検索すると、蔵前が人気のスポットとして紹介されていた。

チェックしていた蔵前のカフェは軒並み行列で、全くノーマークだったお店で休憩することになったが、それはそれでほっこりできた。パティシエの姪が希望していた焼き菓子屋さんに行けたのが何よりだった。お目当ての雑貨店は移転していたのでそこまで足を伸ばしたが、思っていたほどピンとくる品揃えではなかった。雑貨店は今や日本中にあり、東京に負けないくらい地方も充実していることを逆に痛感した。

夜は、ホテルのテレビが中々の大きさだったので、嵐ファンでもある姪と互いの配信番組を観、推し談義に花を咲かせた。

翌朝は街中のカフェで朝食を済ませ(ホテルの朝食ってなぜあんなに高いのだろう)、亀戸天神に向かった。昼食後すぐに新幹線に乗る私たちには時間がなくあちこち回れないが、神社仏閣が大好きなので亀戸天神だけは是非とも行きたかった。着いてみると予想以上に大きなお社で、七五三の親子連れで賑わっていた。幸せそうなその光景を見ながら、幼い我が子を喪うことの悲しさはいかばかりかと、小浦治を思い出して胸が痛んだ。

見事な快晴のもと、びっくりするほど近くにスカイツリーが見えた。スカイツリーは、以前働いていた会社が大きく関わっていたのでオープンした時にすぐ行ったが、それっきりだ。神社のお社と一緒に並ぶと、それだけを足元から見上げるよりも素敵に見えた。

常々集めている御朱印を頂き、圭さんの健康と仕事の充実を祈って絵馬を奉納した。

亀戸は不思議な街でゆったりした時間が流れており、なぜかあまり東京という感じがしなかった。田中少年を育てたのがこの街で良かった、とふと思った。

普段、長距離歩くということを全くしないので、とても良い運動になった。ずっと荷物を持ってくれた姪に感謝。