2022-01-01から1年間の記事一覧
退院してから既に2週間が過ぎた。あっという間、ではなかった。退院する時、術後の合併症のリスクを下げる為、私の体の中(尿管)にステントという1本の管が残された。この管があるために、膀胱を刺激し、膀胱炎に似た症状が四六時中あった。常にモヤモヤし…
私は今病院のベッドでこの文章を書いている。と言っても明日退院の二泊三日の入院・手術。数年前から私の腎臓に鎮座していた結石が、腎臓を出て尿管に行きそうなので、暴れる前にレーザーで割ることになったのだ。入院は20年前に一度したことがあるが、医学…
11月27日、待ちに待った「夏の砂の上」兵庫公演を観た。東京で一回観たのに、凄く待ったような気がする。 兵庫の芸術文化センターは世田谷より大きいので、あの芝居は成立するのかと少し心配したが、客席の水を打ったような静けさは変わらずだったので、杞憂…
過去に何度も観劇がらみの旅をしてきたが、私は旅先での行動が全て推し関連になるのはもったいないと思うタイプである。めったに来れない東京は、地方に住む人間にとって訪ねてみたい場所が山ほどあり、にも関わらず使える時間は限られている。 劇場を出た私…
13~14日と東京に行ってきた。やっと小浦治さんに会うことが出来た。 コロナが始まってからプツンと途絶えていた、年に一度の東京行き。コロナだけではなく高齢の母のこともあり、毎回上京には二の足を踏む。しかし、今回の舞台はどうしても、関西と東京とで…
推しのいる人なら誰もが一度は考えたことがあるだろう「推しにとって我々ファンはどういう存在なのか?」という疑問。家族でもない友達でもない不思議な立ち位置。「ファンの皆様のおかげで」という言葉は嬉しいが、こちらの都合のいいように拡大解釈しては…
驚くべき早さで時は流れる。このブログも頭の中で文章を考えている間に、すぐに間が空いてしまう。 日々同じことを淡々と繰り返していても、あちこちで事件は起き、心はざわつく。どうか8波が来ませんように。無事幕が上がり完走出来ますように、と願うのは…
日曜の夜、ベッドでゴロゴロしながらブログを書いていたら、いつの間にかうとうとしてしまい、気付いた時は書きためた文章が全て泡のごとく消えていた。こういう時は落ち込みが激しい。下書き保存のキーをなぜ押しておかなかった?と後悔しても後の祭り。も…
大昔の話になるが、以前住んでいた家にはムカデがよく出た。私は昆虫全般が苦手で、とりわけ足の多い生き物は恐怖以外の何物でもない。退治するにはどんな薬が一番効果的だろうと探していた時、新聞に載っていた記事に目が釘付けになった。部屋の四隅に樟脳…
勤め人時代、面白い上司がいた。年間300冊以上の本を読み、海外のエンタメ小説は原語で読んだりしていた。10年以上昔の話になるが、ある時仕事中に今年の芥川賞の受賞作をどう思う?と問われた。「俺はあれがなぜ芥川賞なのか、さっぱりわからん」と。「私が…
忙しい。衣替えやら片付けやらに追われてバタバタしている内に10月になってしまった。来月はいよいよ圭さんの舞台も始まる。嬉しいインタビューが掲載されているので、久々に雑誌を買った。本棚は相変わらず満杯である。定期的に行っている本棚の並べ替えを…
ずいぶん昔の話になるが、仕事が終わった後で行った映画館で、たった一人の観客になったことがある。アート系のシアターだったので小ぶりではあったが、何とも落ちつかず不思議な感覚を味わった。私が来なかったら上映は無しで休憩になり、むしろスタッフに…
深夜の配信開始と同時に「死神さん2」を観た。第1話。期待以上の面白さだ。これがFuluの配信のみというのがやはりもったいないように思うが、配信だから出来ていることもあると思うので仕方がない。確かに冒頭のシーンは凄まじいし、凝った映像も素晴らしい…
テレビのバラエティー番組を流し見していると、街頭アンケートの確率を問うクイズをやっていた。「あなたはテレビに映ったことがありますか?」とテロップが出たが、街頭では「あなたはテレビに出たことがありますか?」と尋ねていた。映ると出るでは微妙に…
円盤化されていないもので、欲しいものが結構ある。最近は配信があるせいか、円盤化されるものが減ったような気がする。どんなに配信が進んで、いつでも観れますと言われても、やはり手元に置いておきたい。配信はいつ切られるかわからないので(なんとなく…
MUSIC BLOOD が終わるらしい。何事も始まりがあるものには終わりがあるが、毎週推しの顔と華麗なファッション(笑)が拝める貴重な番組だっただけに、寂しくないと言えば嘘になる。ただ、正直、意外でもなかった。始まった当初からの軸である“そのアーティスト…
前にグッズの項でも書いたが、推し活を地道に続けようと思うと、どこかで自制が必要になってくる。湯水の如くお金を使える人は別にして、普通の暮らしをしている人間には、推し活費は時には重くのしかかって非常に痛い。何でもかんでも欲しがってはいけない…
今年に入ってからコツコツと過去の録画ディスクの整理を始めた。元々ディスクには気に入った画像をプリントし、ケースにはタイトルを貼付して古い順に並べている。今年になってやっと重い腰を上げたのは、録画番組をデータベース化することだ。これについて…
前にも書いたように私が田中圭という俳優に心を捕まれたのは2011年の「家族に乾杯」だが、彼の出演作を初めてちゃんと観たのは、それより前の2009年、「TAJOMARU」だった。ずっと地道に小栗旬さんを応援している友達がいて、一緒に観ることになったのだ。そ…
圭さんは抜群にスタイルが良いので、Tシャツ短パンからハイブランドまで何を着ても様になるが、基本的に私は彼のスーツ姿が一番好きだ。体を鍛えるようになってからは美しい筋肉がついて益々似合うようになった。ひょろひょろの体では服に負けてしまう。役柄…
私は現在家事三昧の日々を送っている。自分の勝手で独身を通し、経済的に自立していることを免罪符として、やりたいことをやってきた。家の雑事は親に任せっきりで、仕事と趣味の世界に邁進してきたのだ。今は罪滅ぼしの如くすべての家事を引き受けている。…
圭さんのオールナイトニッポンを聴いた。いつ以来か思い出せないほど遥か昔に聴いていたオールナイトニッポン。学生時代は、それこそむちゃくちゃラジオを聴いていた。深夜の落語から、由紀さおりさんのスキャットで始まる「夜のバラード」まで。勤め人にな…
私が田中圭という人を自分の中に深く刻んだ記念すべきテレビ番組がNHKの「家族に乾杯」であることは前にも書いたが、この番組は当時前後編に分かれていて、私が見た前編は偶然だったので、録画はしていなかった。前編を見て急にスイッチが入った私は当然後編…
前回、沢山仕事をする推しが好きと書いたが、もちろんただ多ければ良いというものではない。一時期圭さんは「芸能界で一番忙しい人」と言われていた。あまりに多忙で、心身のバランスを崩すのではないかとハラハラすることも多かった。若い頃から仕事を縫う…
いろんなタイプの人を次々推してきた私にも、もちろん推しがいない時期があった。そういう時期は時間がたっぷりあるしお金もあまり減らない。旅行したり本を読んだり、ただ演技の好きな俳優さんのドラマをのんびり見ながら、(ああ、推しがいないとこんなに…
推し活を続けるにはいくつかの大きな壁がある。その内の一つが「お金の問題」だと思う。ドラマや映画のブルーレイ、コンサートや舞台のチケット、グッズや雑誌等どれもかなりの高額で、時期が重なることも多い。学生さんなどはどうしているのだろう?自由に…
前回、舞台のベスト3を選ぼうと圭さんの過去出演作をたどってみて気付いたのは、実に様々な演出家とタッグを組んでいること、再演が全く無いことだった。いかに彼が新しいことにチャレンジし続けてきたかがわかる。観る側の好みとして、もう一度白井晃氏とが…
続き。田中圭さん版、好きな舞台。 ここで改めて説明しておかなければならないのは、あくまで個人の好みに基づくということ。演劇批評を生業としている人ならともかく、一介の愛好家が語れることは、好みの範疇から出ないし、偉そうに語るのも違うような気が…
昨日は「ハウ」の完成披露舞台挨拶があり、可愛いワンちゃんと艶々の圭さんの話題で持ちきりだが、こういうイベントがある度に、地方住みは多少のやるせなさを持ってワイドショーの画面を見つめることになる。たとえ当選したとしても、30分に満たない逢瀬の…
田中圭さんに出会ったのは2011年の3月だった。月曜日で、いつも楽しみにしているクイズ番組がその日はお休みだった。見るものがないので何となくNHKにして「家族に乾杯」を見た。その日のゲストが圭さんだった。運命だったと思う。それまでにも映画やドラマ…