推し活修行 ~田中圭さんを深く静かに推す~

映画・演劇・本(乱読)が好き。田中圭ファン。圭モバプラチナ会員。

芝居って何だろう?

今年に入ってからコツコツと過去の録画ディスクの整理を始めた。元々ディスクには気に入った画像をプリントし、ケースにはタイトルを貼付して古い順に並べている。今年になってやっと重い腰を上げたのは、録画番組をデータベース化することだ。これについては後日説明するとして、この為に私は昔の録画番組を改めて観直す作業に追われるようになった。じっくり観ていくと体がいくつあっても足りなくなるのでざっと流し観をするが、たまに宝物のような番組に行き当たって観いってしまう。年代別に整理して今やっと2017年まで来たのだが、2016年のディスクの中に、「チカラウタ」という番組が入っていた。文字通り、自分に力を与えてくれた曲を紹介する番組だが、たまたまその日のゲスト4人のうち一番若い圭さん一人が既婚者だったので、話は自然に結婚の話になった。なぜそんなに早く結婚したのか?という空気の中で、彼は実に正直に本心を語った。
「27ぐらいの時に、どうせ俺の人気じゃこの先仕事はすぐなくなるから、人気じゃなくて芝居でちゃんと仕事をつかめるようになりたいと思って結婚して。人気商売だということはもちろんわかっているんですけど…。仮に一時的に人気が落ちても、また頑張ればいいかと思って結婚した」

俳優として自分に求めていることがあるか?というMCの問いには
「今まで自分がやったことのない芝居をしたい。演出家とか作品とか作風とか、本を読んでこれを求められているんだろうなという芝居をしなきゃいけない自分と、全然違うことをやりたい自分。勇気がいることだけど、それをやったらもしかしたら誰かが認めてくれるんじゃないか?勇気出してやろう!ハイ、出来ない。終わり」(自嘲気味に)

「僕は基本的に自分の芝居は見ないです」
(MC)評価しないんですか?
「評価なんかしたら、何日間寝込むかわからない。今ならもっと絶対出来るのに、とか思うじゃないですか。だから、自分の芝居に関しては、自分で評価しないです」
私はこの会話を何度も繰り返し聴いた。芝居という答があってないようなものと格闘する日々をずっと何年も続けて来たのだ、この人は。

圭さんが紹介した曲はコブクロの「DOOR」だった。一歩踏み出す勇気をくれる歌、やるしかない!という気分にさせてくれる曲だと彼は言った。