推し活修行 ~田中圭さんを深く静かに推す~

映画・演劇・本(乱読)が好き。田中圭ファン。圭モバプラチナ会員。

ラジオの魅力

圭さんのオールナイトニッポンを聴いた。いつ以来か思い出せないほど遥か昔に聴いていたオールナイトニッポン。学生時代は、それこそむちゃくちゃラジオを聴いていた。深夜の落語から、由紀さおりさんのスキャットで始まる「夜のバラード」まで。勤め人になってからは全英ヒットチャートにかじりつき、人生で一番ロックに詳しかった頃。「ジェットストリーム」や森繁さんの朗読もよく聴いていた。つまり、雑食。ジャンルの壁を越えて色々聴いたが、どちらかというとガチャガチャうるさくしゃべりまくる番組は避けていたと思う。
最近は圭さんが特番をやる時しか聴かない。レギュラーを持ってくれたら欠かさず聴くと思うが、深夜だと時間のやりくりが大変だ。そして、出来れば収録が良い。今の時代、生で喋るのは神経を使うだろう。揚げ足を取りたい人は沢山いる。

彼の声が好きだ。テレビのバラエティー等で耳にするよく通るテンションの高い声が世間一般の彼の声のイメージだと思うが、本当はもう少し低い。ファンミの時に師匠が楽屋では静かと言っていたが、本来はあまりワイワイしていない静かに話す人なのだと思う。昨夜(今朝)はそんな彼の本来の話し声に近いような気がして、心地良かった。
野間口さんが来て下さったことが嬉しかった。犬童監督も池田エライザさんも、皆同じようなテンションでまったりと温かかった。圭さんは冒頭で野間口さんに先日の爆買い企画の件を詫びていたが、相手が野間口さんで本当に良かったと改めて思う。そして、やっぱりと思ったのが、例の寿司屋と焼肉店の掛け持ち企画が制作側の意図だったこと。私はあのバタバタした一件が凄くひっかかってモヤモヤしていたのだが、むしろ彼は違う方法を提案していたのだと知って、スッキリすると同時に彼を気の毒に思った。結局誤解を受け、とやかく言われるのはそれを実行するタレント側なのだ。テレビ番組、特にバラエティー番組を作っている人たちの「面白くする」やり方に居心地の悪さを感じることが最近特に多い。

さて、憧れの先輩の話から悩める十代の思い出話まで、四人それぞれのエピソードが全て面白く、20枚用意されていたという質問カードに全部答えて欲しかったくらいだ。深夜の3時開始はさすがにきついので仮眠しておいて良かった。監督のリクエストで大瀧詠一さんの曲が流れた時は、思わず起き上がった。真夜中にあのとろけるような声を聴くのは至福であった。

前に千葉君と二人でやったのも凄く良かったから、時々共演者とこのようなラジオをやってもらえないだろうか?耳が喜んでいる。