推し活修行 ~田中圭さんを深く静かに推す~

映画・演劇・本(乱読)が好き。田中圭ファン。圭モバプラチナ会員。

クレバー

驚くべき早さで時は流れる。このブログも頭の中で文章を考えている間に、すぐに間が空いてしまう。

日々同じことを淡々と繰り返していても、あちこちで事件は起き、心はざわつく。どうか8波が来ませんように。無事幕が上がり完走出来ますように、と願うのはそればかりだ。

先日、「死神さん」のことを書いている途中で居眠って流してしまった文章を、もう一度思い出してみる。

シリアスとコミカルを巧みに織り混ぜた演出のドラマだが、サスペンスの部分はしっかりと作られているのが特徴で、脚本がとてもよく出来ている。5話の、ホームレスが語る「第四の壁」の話には唸ったし、第6話の灰田と儀藤の対峙の緊張感は凄まじかった。じわりじわりと薄皮を剥がすように事件の全貌が見えてくるあたりの面白さは、シーズン1の最終回をもはるかに凌ぐものだった。まるで舞台を観ているような感覚で、鋼太郎さん演ずる灰田と儀藤の駆引きを観ていた。全てを一瞬で停止させてしまうような一発の銃声。灰田があのような結果にならなかったら、果たして儀藤はあの後どのような行動を取ったのか?明らかに続きを匂わせて幕を閉じたが、シーズン3の告知はなかった。圭さんが忙しくてなかなか撮影の目処が立たないのかもしれない。

今日、全編を通しての感想を圭さんに聞く公式のインタビューを観たが、少し驚いた。まず、かなり長く見応えのあるインタビューで、圭さんがとても饒舌に語っている。相棒をつとめた一人一人の俳優さんに対してのコメントは丁寧で、作品に関しては深い洞察力でとても冷静に分析している。なかなかテレビでは表に出にくい彼のクレバーな一面が珍しく前面に出たインタビューだと思う。

最近特に読み応えのあるインタビューが増えてきた。自分が関わっている作品や仕事全般に関して、無駄に照れたり端折ったりしない。正直に語るのは昔のままだが、本質を鋭く突いている。一緒に作品に携わるスタッフへのリスペクトは益々強い。彼の中で何かが変わりつつある(実を結びつつある)と感じるのは私だけだろうか?