推し活修行 ~田中圭さんを深く静かに推す~

映画・演劇・本(乱読)が好き。田中圭ファン。圭モバプラチナ会員。

演劇は楽し(1)

昨日は「ハウ」の完成披露舞台挨拶があり、可愛いワンちゃんと艶々の圭さんの話題で持ちきりだが、こういうイベントがある度に、地方住みは多少のやるせなさを持ってワイドショーの画面を見つめることになる。たとえ当選したとしても、30分に満たない逢瀬のために流石に新幹線には乗れない。欲を出せばキリがない。

さて、前回「芸人交換日記」のことを書いたら昔観た舞台の色々を思い出し、久しぶりに貯まったパンフレットをガサゴソして思い出に耽ってしまった。そこで、パンフレットの整理を兼ねて、自分なりのベストを選んでみることにした。圭さん以外の方の舞台から5作品、圭さんの舞台から3本。なかなか難しい選択だったが、これが思った以上に楽しかった。
まず、5作品。順位などおこがましくてつけられない。古いものから順に。

オペラ座の怪人」(日本初演・1988年)
言わずと知れた劇団四季の代表作。元々の作品自体が傑作で音楽が素晴らしい。今も盛んに再演されており、最近のものも観たが、絶対外せない初演。市村正親さんと出会い、以後の出演作を追いまくるきっかけに。

「ウーマン・イン・ブラック」(1999年)
上川隆也版。実は1996年の若き西島秀俊版も観たのだが、あまり詳しく憶えていない。ただ、再演も観ようと思ったところをみると、きっと初演も面白かったに違いない。斎藤晴彦さんとの濃密な二人芝居。客席の通路に上川さんが立って演じるシーンがあり、自分の真横でぶるぶる震える上川さんの手を見て、陥落(笑)。上川版は2003年も観た。
この作品は役者としての技量を試されるような内容なので、これはいつか是非圭さんにも演じてもらいたい。

「TRUTH」(演劇集団キャラメルボックス・1999年)
上川さんにはまった関連で、彼がかつて団員だったキャラメルボックスの芝居を定期的に観るようになり、「また逢おうと竜馬は言った」という作品で主役を演じた岡田達也さんにはまる。その後数え切れない程の作品を観た中で一番好きだった作品。客演の上川さんとの共演。山本周五郎の「失蝶記」(短編集「日々平安」に所蔵)を元にした時代劇。同じキャストでやるなら、観たい。無理だけど。

近代能楽集「弱法師」(2000年)
三島由紀夫原作、蜷川幸雄演出、主演藤原竜也と、三拍子揃った作品。竜也さんはデビュー作の「身徳丸」で天才!と思い、蜷川さんとのコンビ作品は全て観た。三島特有の流麗な台詞に乗せて観客を翻弄する「弱法師」は、役者を選ぶ。彼以外に出来る俳優が思い浮かばない。
野田秀樹氏とのコンビは、私にはピンと来なかった。あくまでも好みの問題だと思う)

ハムレット」(2003年)
シェークスピア蜷川幸雄藤原竜也と三拍子揃った作品(笑)。20歳でハムレットをやるのはある意味冒険だったが、藤原竜也はその年の演技賞を総なめにした。初々しいハムレットは美しく痛々しく色っぽく、最高だった。藤原竜也には古典が似合う。
芸風が全く違う竜也さんと圭さん、この二人が共演したら、一体どんな化学反応が起こるのだろう?実は密かに舞台での共演を願っているが、チケット争奪が大変になりそうで恐ろしい。

長くなりすぎたので、圭さんのベスト3は次回に。