推し活修行 ~田中圭さんを深く静かに推す~

映画・演劇・本(乱読)が好き。田中圭ファン。圭モバプラチナ会員。

ビタミン推し

年が明けて既に10日経ち、やっと落ち着いてこの文章を書いている。新年は毎年来客があり、母と二人のひっそりした生活から、5人9人と増えて勘が狂う。慌ただしく、家事も増えてなかなか自分に向き合えない。おまけに今年は元旦からとんでもない天変地異の幕開けとなり、余計心がざわついた。

1月の震災というと、阪神・淡路大震災を思い出す。あの朝何故か電車は動いていて、会社の近くまで割とすんなり行けた。オフィスは大阪のど真ん中にあり、地下鉄の駅を上がるとサイレンが鳴りっ放しで、電柱が皆傾いていた。周辺はオフィスばかりのビル群なので崩れている建物はなかったが、会社に着いて自分の部署に入ると、ずらりと並んだ書架が全て倒れて、凄い数の本が散らばっていた。そこで初めて足が震えた。

いつか必ず訪れると言われる東南海地震が怖い。日本に住む私たちは何度この恐怖を体験するのだろう?壊れた家の上に容赦なく降り積もる雪を前に呆然と立ち尽くす後ろ姿に、胸がふさがれそうになる。

私に出来ることは毎日を前向きに懸命に生きることだけだ。自分が健康でなければ支援も出来ない。

振り返れば、2023年は大変な年明けだった。我ながらよく乗り切ったなと思う。2022年のもうすぐ正月という日に母が転倒し、骨折は免れたが、過去に骨折した部分を再度強打した。母は2ヵ月寝て、何とか動けるようになった。今も大変は大変だが、あの日々よりはマシだと思う。母の世話で参ってしまいそうな毎日を、なんとか乗り切れたのは推しがいたからだ。推しの存在にどれだけ助けられたかしれない。だからもう、私には圭さんが元気で仕事をしてくれていたらそれだけで嬉しい。

おっさんずラブ-リターンズ」が始まった。予想以上に面白い。やはり黒澤武蔵ありきだと思う。どんどん暴れてほしい。春田と牧のイチャイチャだけを観ていたいという意見もあるようだが、私はそれだけではつまらない。春田も牧も社会人としてそれなりの地位につき、いい歳なのだから、いろんな出来事に巻き込まれ乗り越えて行く姿を観たい。

番宣を兼ねたバラエティー出演は楽しく、格付けも箱根旅も推しの素敵さを堪能するに充分な内容だった。雑誌はあまりの数に訳がわからなくなり、目に止まったものだけ買っている。紙媒体ではないが、GQ JAPANの記事が素晴らしかった。特に28個の質問。知りたいと思っていたことが満載で、何度も読み返した。好きな音楽、面白かった映画、好きな本…こういうことが知りたかった。GQさん、聞いてくれてありがとう!

「生まれ変わったら、何になりたい?」

「芸術家か作家です」

ブラボー!それが聞けて幸せです。