推し活修行 ~田中圭さんを深く静かに推す~

映画・演劇・本(乱読)が好き。田中圭ファン。圭モバプラチナ会員。

やはり、リバーサルオーケストラ

前回、ドラマのマイベスト10を選ぶ作業をしていた時に、ふと、映画や舞台はよくやるのにドラマでこういう選択をやったことがなかったなぁ、と気がついた。選択肢が多すぎるからかもしれない。好きだった作品はもっともっとある。「落語心中」とか、「透明なゆりかご」とか「麒麟が来る」とか(うーん、NHKばかりだ)。あまり古い作品を挙げても皆さんご存知ないだろうからやめておくが、昔はもっと真剣にドラマを観ていたように思う。「彼女たちの時代」も良かったなぁ。

そうそう、余談だが、私は子供の頃山本圭さんが大好きだった。おじさまになってからの彼しか知らない人には想像がつきにくいかもしれないが、若い頃の彼は前髪ハラリで細身な、いかにも芸術家タイプの人で、まさに植物的なイメージだった。私は圭という名前が気に入って、「結婚して子供が出来たら、名前は圭にする」と本気で思っていた。まさか、結婚すらしなかった自分が、こんな形で「圭さん」のことを毎日考える日々が待っていようとは、人生とは本当に不思議だ。

圭モバの恒例質問コーナーも無事更新され、圭さんが元気そうなので一安心。相変わらずの長文、決して一言で片付けない誠実さ。正直で飾らず、一見ふざけているように見せながら(照れ屋!)知性が見え隠れし、文章はとても上手い。blogを読んでいる程の重みがある。blogの更新が滞っているので、彼なりの「ごめん」が入っているのかもしれない。一ヶ所「お!!」と思う部分があり、深く深く頷いた。

話を本題に戻して、観た人の心の奥深くに残るドラマの条件って何だろう?と考えてみる。観る人の年齢や置かれている環境によっても変わるから一概には言えない。視聴率が振るわなくても、忘れられないドラマは沢山ある。テーマ、脚本、演出、キャスト、音楽。全てがカチッと噛み合った時に名作は生まれるのだろう。

そう考えると、やはり、「リバーサルオーケストラ」は素晴らしいドラマだったと自信を持って言える。美しいクラシック音楽の数々、優れた俳優陣。全体を覆う温かな空気、前向きな明るさ、皆で何かを作り上げる喜び、誰一人置いてきぼりにしない優しさ、それらを見事に引き出した脚本と演出。観た後に、さぁ明日も頑張って生きよう!そう思わせてくれた。終わった直後より、今の方がロスが大きい。田中圭ドラマ史上、一番好きだ。やっぱり、どうしてもseason2が観たい。何とかなりませんかね?