推し活修行 ~田中圭さんを深く静かに推す~

映画・演劇・本(乱読)が好き。田中圭ファン。圭モバプラチナ会員。

ドラマ好き、だけど…

昨日は妹と姪の三人で父の墓参りをした。とてもいい一日だった。家に帰って来て皆でお茶をしながら久しぶりに映画やドラマの話題で盛り上がった。母はもうそういうことに興味がないので、私は普段はエンタメの話し相手がいないのだ。今期のドラマの感想から、サスペンス映画の名作選の話まで、好きな傾向が似ているので共感の嵐となる。三人それぞれに人気者の推しがいて、特に姪の推しは超人気の人だが、彼女は何でも絶賛する人ではない。とても冷静に観ていて感心する。十代の頃から「男優は35歳を過ぎないと、魅力を感じない」と言っていて、当時それを聞いた私は好みが渋いねぇと笑っていたが、なかなかの慧眼だったと今は思う。

改めて昨今のドラマの面白さはオジサン俳優たちが握っているという話になる。魅力的な脇役の俳優さんが沢山いて、重宝されているからか出番も多く、その方たちが出てくると一気に話が面白くなる。ハヤブサはその最たるもので、消防団から町長、中山田さん(笑)に至るまでキャスティングが最高だった。テーマとして宗教を扱うと、いろんな考え方があり、内容はぐっと重くなる。そんな展開の中で、主人公の仕事仲間である中山田さんに扮した山本耕史さんが絶妙な緩衝材になっていた。つくづくキャスティングは大事だと思う。

「何曜日に生まれたの?」は、面白いと言えるか?未だに不思議なドラマだが、井上祐貴君が素敵だという話になる。「unknown 」に出ていた時より、一段と魅力が増した。大河の「どうする家康」(実は、うーんと思いながらもずっと観ている)にもこれから出てくるようだし、今後どんどん人気が出てくる人だと思う。

「ブラックポストマン」はオリジナル作品の強みで先が全く読めず、二転三転の展開がとても面白いが、凄いテンポで話が進んでいるのでもったいなくもある。設定はこのままで、昔のように全12話くらいかけてじっくり描いたものも観てみたかったなぁと思う。

そう、昔は連続ドラマは必ず12話あり、見応えがあったのだ。それがいつの間にか10話になり、ついに7話になり…。今思えば「あなたの番です」はよく企画が通ったなと思う。海外市場に日本のドラマを売り込もうとしても、話数が少なすぎてなかなか売れないという話を聞いたことがある。確かに韓国ドラマはもっと長い。長ければ良いと言っているのではない。WOWOWのドラマなどは5話というのも多いが、とても見応えがある。途中にCMが入らないのが大きいし、丁寧に作られている。

圭さんがよく口にする「1本の作品をじっくりと時間をかけて作ってみたい」という気持ちはとてもよくわかる。観る側もせっかくの作品をもう少しじっくりと考えながら観たい。話数はこれ以上短くしないでと切に願う。